リモートワイプはmdmの機能として一般的であり、紛失したモバイルデバイス端末内のデータを遠隔削除できる機能のことを言います。
モバイルデバイス端末を業務で利用する場合、端末紛失における情報漏えいを防ぐ仕組み作りは非常に重要になってきます。
しかし実際のところ、うまくリモートワイプでセキュリティ対策ができていないケースもあるのです。
まずモバイルデバイス端末を紛失してからリモートワイプを実行するまでにはある程度の時間がかかってしまいます。
そのため、紛失に気付くのが遅れてしまったり、夜間や週末に紛失して情報システム部門に報告が遅れてしまったりするケースが多く、その間に端末内の情報が盗まれる危険性があるのです。このようにモバイルデバイス端末をmdmで管理していて、リモートロックやリモートワイプなどのセキュリティ対策用の機能がついていたとしてもその機能を実行するまでに時間がかかっていると意味がなくなってしまうのです。